「インボイス請求業務の対策セミナー」受講体験レポート
2023年10月から開始するインボイス制度。株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下OBC)様主催の「インボイスから始まる請求業務のデジタル化セミナー」が2022年9月12日に開催されました。
本セミナーは、『インボイスについて分からない…』や『理解が不足している…』という方のための内容となっています。インボイス制度について基礎から学ぶことができ、インボイスに対応したソフトがいかに必要かということに気づかせてくれるセミナーでした。
今回、筆者はこちらのセミナーに実際に参加し、受講した感想やセミナーから学ぶべきポイント等をご紹介します。
<目次>
・OBCのインボイス対策セミナーの概要(セミナーは2部構成)
・第一部は税理士先生からのインボイス徹底解説
・印象に残ったのは「電子インボイスで効率化を実現できる」こと
・第二部はOBCが提供するインボイスに対応したソフトの具体的な運用方法・解説
・セミナー感想。ボーリュームたっぷりの満足度の高いセミナーです。
インボイス対策セミナーの概要(2部構成)
第1部
税理士先生からのインボイス徹底解説
まず、セミナーは1部と2部に分かれています。第1部のセミナー講師は菊池典明氏。辻・本郷 税理士法人で税理士を、辻・本郷 ITコンサルティング株式会社では取締役も務めています。菊池氏は公益法人等の税務・会計に関する業務にも取り組んでおり、税とITのプロフェッショナルです。
セミナー内容はというと、インボイス制度の概要や対応ポイント、適格請求書発行事業者の登録申請の方法、電子インボイスへの対応と導入メリットについての解説でした。
インボイス制度の仕組みに対して理解が不十分な私でも、細かな部分まで分かるような非常に丁寧な説明です。適格請求書の形式や書き方、申請から登録までの流れ、免税事業者の対応なども資料を使い、詳細な情報を聞くことができました。
印象に残ったのは
「電子インボイスで効率化を実現できる」こと
第1部で最も印象に残った説明は、「電子インボイス」についてです。電子インボイスとは、インボイス制度において中心となる適格請求書を電磁的記録(データ)として提供することを言います。
ここまでの説明で、筆者はインボイス制度を理解したものの、なんて難しく面倒臭い制度なのだろうと思ってしまいました。
「インボイスを紙媒体で受け取った場合、受け取ったインボイスと交付したインボイス両方を管理しなければいけないのか…。」筆者と同じくインボイス制度をこのセミナーで学んだ方も、このような感想を思い浮かべたことでしょう。
しかし、セミナーで電子インボイスの解説が入ったことにより、頭を抱える心配は消えました。電子インボイスを活用すれば、経理業務をデジタルデータで繋げることができ、バックオフィス業務の効率化が期待できます。従来キャビネットからファイルを取り出して、必死に資料を探していた時間が軽減されるということを、改めて学ぶことができました。
第2部
インボイスに対応したソフトの具体的な運用方法と解説
第2部はインボイスをより理解し、余計な手間をかけず運用することができるソフトウェアの説明に重きを置いています。
初めに、確実なインボイス対応と、あらゆるインボイスの受領から経理処理のプロセスを自動化するOBCソフト「奉行クラウドシリーズ」についての解説がありました。
・経理の業務を完全にデジタル化する仕組み
・データの連携により経理の精度を向上させる方法
・インボイス制度と改正電帳法の2大改正に対応することが重要
インボイス対応は、紙とデータの混合により業務処理がさらに複雑になりがちなこと。そしてそれを、データ管理することで処理の混乱を防ぐという方法を学びました。
さらに「奉行クラウドシリーズ」の今後の実装予定機能も公開。一層使用しやすく、便利なオプションサービスも提供されるとのことです。
セミナー感想
ボーリュームたっぷりの満足度の高いセミナーでした。
全体的なセミナー内容として、ただ単純にインボイス制度の仕組みを理解し、実施するだけではなく、電子インボイス(Peppol)や電子帳簿保存法の対応方法の説明もあり、内容がぎっしりつまったセミナーを受講することができました。
セミナー中の資料はかなり重要で内容も濃いため、筆者はメモを取りきれておらず内容を忘れてしまわないか不安でしたが、セミナー終了後に資料をダウンロードできたので一安心です。インボイス制度についての知識だけでなく、電子インボイスやインボイスに最適なソフトウェアの説明など、経理業務の負担が少なくなる仕組みについても、とてもためになりました。とにかく一日で終了するセミナーとしてはボリュームが多く非常に贅沢で、インボイスについて詳細に学ぶことができ満足度の高い内容になっています。
OBCのインボイスに関するセミナーは定期的に開催されておりますが、今回のテーマとしては残り1回。インボイスを学んでおきたい、おさらいしておきたい方には特にオススメです。ぜひご参加ください!