RPAで実現する企業ビジョン

こんにちは。
今回は実際にRPAを導入された企業様から聞いた「本当の導入目的」をご紹介します。
RPAでどの業務を自動化するか、どのくらい時間が削減できるか。こうした話題はよくありますが、今回は少し視点を変えて、
“なぜ導入に至ったのか”
“どうやって社内に浸透させたのか”
というところに注目しました。
導入の目的➀:きっかけは“社長のモヤモヤ”から
今回ご紹介するのは、今年1月からRPAをご利用いただいている、とある小売企業様です。このRPA導入は、社長ご自身の判断で始まりました。
RPAのことは「名前だけ聞いたことがある」程度だったそうですが、今では本社・支店含め、15体以上のロボが活躍中です。
では、なぜ導入を決断されたのでしょうか?
社長がお話された、2つの大きな理由をご紹介します。
- ⓵働き方改革を進めたい
- ⓶自分で考え、変化に適応できる人を育てたい
社員数150名ほどの会社で、毎年人数は増えているのに、管理部門の人手はなかなか増やせない。残業も多くなり、スタッフの負担が気になる。
そんな悩みをなんとかしたいという想いが背景にありました。
社長が社員に向けて話していた、印象に残る言葉があります。
「今の仕事が今後も続く保証はない。だからこそ、常に改善を意識してほしい」
「変化を嫌がらず、楽しめるような社員が増えてほしい」
「ロボ作成によって“自分の業務が楽になる”ことを実感してほしい」
そういった社員が少しずつ増えていくことを、社長は心から願っていました。
導入の目的➁:現場からの不安の声
業務の自動化だけが目的ではなく、会社が目指す姿や求めている社員像を社長よりお話いただいたことで、社員ひとりひとりの気持ちが大きく変わったように感じました。
RPA導入が決まったとはいえ、現場メンバーにとっては未知の世界。
特にこんな不安の声がありました。
「ロボなんて作ったことないけど、本当に自分たちでできるの?」
「決算時期が近いのに、そんな時間あるの?」
目先の業務のことを考えると当然の反応ですよね。
導入の目的➂:諦めなかった現場
実際に作成されたロボは以下のようなものです。
- 勤怠管理システム、給与計算システムへの入力
- 地域ごとのアルバイト時給に対応した給与計算
- 新会計システムとの連携
実務と並行してロボを作るのは、やはり簡単ではありませんでした。
忙しさから手が回らなかったり、後回しになってしまう時期もありました。
それでも、都度、社長の想いを思い出すような声かけがあり、前向きに取り組みを続けることができたのです。
RPAで社長が描いた会社へ
そして今、社内では嬉しい変化が起こり始めています。
- ⓵ロボの“シェア文化”が生まれた!
- ⓶「自動化しやすくするための業務改善」視点が出てきた!
支店で作ったロボが、本社の業務でも使われるように。
ロボの進捗を共有したり、情報交換をする機会が自然と増えたことで、部署間の連携もスムーズになってきました。
当初は「いまの業務をどうロボ化するか」という視点だけでしたが、
今では「業務フローを変えた方がロボが作りやすい」と、自ら業務を見直す視点を持つ方も現れています。
これは、まさに社長が目指していた姿。
変化を前向きに捉え、改善を楽しめるメンバーが育ち始めています。
おわりに
このように、RPA導入の裏には「ただ業務を自動化したい」だけでなく、
“組織全体を変えたい”という強い想いがあるケースも少なくありません。
RPAでは、導入前の無料トライアル段階から「何を目指したいのか」「どうすれば実現できるのか」を、一緒に考えることから始めます。
「難しそう…」
「そもそも自分たちに必要なの?」
「何から手を付けていいのか分からない…」
そんなお悩みも、どうぞお気軽にご相談ください。
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