「あの人がいないとできない」をなくす。プロジェクト再始動のヒント

組織変更や人事異動も一段落する時期は、あなたの会社でも「担当者の退職や異動で止まったままのプロジェクト」はありませんか?
私たちは日々お客様から業務改善のご相談をいただく中で、
「以前の改善プロジェクトが途中で頓挫してしまった」という声をよく伺います。
その多くの原因は、担当者の退職や異動です。
こうした状況が続くと生産性が低下し、さらに“業務改善”が必要になるという悪循環に陥ります。
今回は、そんな頓挫したプロジェクトを復活させ、 全社員を巻き込む変革を実現した企業様の成功事例をご紹介します。
プロジェクト再始動や新規立ち上げのヒントに、ぜひご覧ください。
Aさん頼みのプロジェクト
今回紹介するK社は人材派遣を主軸とする企業です。
海外人材のマネジメントも行っており、管理すべき情報は膨大でした。
派遣先が増えるたびにExcelのシートは肥大化し、管理業務に追われる日々。
「システムからの転記だけでも自動化できたら…」
そんな声から「業務改善プロジェクト」が立ち上がります。
その中心となったのが、自称“Excelの達人”Aさん。
AさんはExcelデータの整理と、転記などの単純作業をRPAで自動化するというシンプルな方針で改善を進めました。
結果、実績報告書や請求書の作成、更新関連の書類作成など、多くの作業が自動化され、現場の残業は大幅に削減。プロジェクトは順調に進んでいました。
「この調子で、どんどん生産性をあげていくぞ!」
ところがその矢先、Aさんが突然退職。
引き継ぎの時間も取れず、プロジェクトはAさんの退職と同時に止まってしまったのです。
主体的に取り組む業務改善
プロジェクト停止後、一度自動化された業務もフローの見直しなどがあり、徐々に手作業に逆戻りしてしまいました。
「組織で取り組まなければ本当の改善は進まない」
そう感じた社長は、改めて“組織で取り組む業務改善プロジェクト”を立ち上げます。
このチームは“任命”ではなく、“募集”から作られました。「自分の業務を自分で楽にしたい」という気持ちを持つ人を募ったのです。
中にはパソコンがあまり得意でない人もいましたが、全員が主体的に動き、成果を共有しながら改善を重ねていきます。その姿を見た周囲の社員も次々に参加し、今ではほぼ全社員がRPAを活用して業務効率化に取り組むようになりました。
組織が得た“本当の成果”
業務改善プロジェクトは大成功を収めましたが、社長はそれ以上の成果を実感しています。
「社員全員がデータの扱い方や分析力を身につけた」
「データを活かす体制が整ったことで、販促活動にも新たな可能性が広がった」
業務改善をきっかけに、組織全体のスキルと意識が底上げされたのです。
最後に「RPAって、専門知識がないと使えないのでは?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。
でも実際には、多くの企業が一般社員による業務自動化を実現しています。K社のように、自分の業務を自分で効率化するスタイルが広がっているのです。
まずは小さな相談からでも構いません。お気軽にご連絡ください!
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