導入事例

RPA推進のカギは“社内展開”にあり?

RPAを導入し、「ロボットと共に働く環境づくり」を目指す企業が、社内展開を進める中で最も重視しているポイントとは何でしょうか?
スキルアップ?業務の棚卸し?費用対効果の分析?
どれも大切ですが、それ以上に重要なポイントがあります。
それは「ロボットを増やすこと」です。
「ロボットを増やすって言っても、任せる業務を見つけるのが難しい…」
そんな風に感じている方は特に、本コラムをご覧ください。

「なぜロボットの数を増やすことが大切なのか」「どうやって社内にロボットを広めていくのか」をS社の事例をもとに、ご紹介します。

ロボットの存在を身近なものに

S社がRPAを導入した目的は、システムへのデータ転記作業の効率化でした。物流部門と経理部門で在庫・売上の照合で活用を始めて大きな成果を上げましたが、他部署にはなかなか広がりません。
「RPAって、物流や経理が使うものなんでしょ?」
そんな認識が社内に定着してしまい、活用の幅が広がらなかったのです。

「こんなに活躍しているのにもったいない。」

社内に広めたい思いで物流部門のAさんが考えたのが、「報告ロボ」の開発。
毎日の売上と目標達成率を社内チャットに流すだけの、シンプルなロボットです。
このロボが社内で話題になり、社員たちは毎日の報告を楽しみに待つようになりました。

その後、在庫照合ロボや勤怠チェックロボなど、業務に役立つロボットが次々と誕生。社内チャットでは一日に何度もロボットからの報告が届くようになりました。こうした日常的なやり取りを通じて、社員はロボットの存在をより身近に感じるようになり、自然とRPAが社内に浸透していったのです。

ロボットが増えると関心も広がる

ロボットの知名度が上がると、社員の反応も変わります。

「自分の業務もロボ化できるかな?」
「Excelの転記作業も任せられる?」

といった声が自然と出てくるようになり、RPAは当初一部の部門でのみ使われていましたが、報告ロボの活躍によってその存在が広く認知され、社内全体の取り組みへと自然に広がっていきました。
ロボ化される業務は大小さまざま。重要なのは、小さな業務でもどんどんロボ化してみることです。これにより、S社では業務の効率化に対する意識が高まり、社員が日々の報告数値にも敏感に反応するような体制になったと言います。

 

ここまで読んで「そんなに簡単にロボットって増やせるの?」」と思われた方もいるかもしれません。
でも、今回紹介したような小さなロボットは、現場のスタッフだからこそ思いつくもの。
日々の業務の中にこそ、ロボ化のヒントが隠れています。
RPAを導入する際は、ぜひ「現場で作れる、小さなロボット」に注目してみてください。
その一歩が、社内全体の変化につながっていきます。


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