DX停滞を打破! 収益力アップに直結する軌道修正術

「どうすれば企業の将来を確かなものにできるか」「会社の収益力をどう高めるか」と考える経営者や担当者の方は多いのではないでしょうか。
私は収益性の高い企業体質を築くには、DXの推進が不可欠であると感じています。というのも、実際にDXに取り組み始めてから、劇的な業績アップを実現している企業様と数多くお会いするようになったからです。
その一方で、DXに着手したものの、途中で計画が停滞し、大きな企業変革に至らない企業様も少なくありません。
では、スタート時の熱意は同じなのに、この違いはどこにあるのでしょう。
今回は、ある企業様が経験したDX推進における「挫折」。そしてその後、考え方を根本から変えて取り組んだ“本質的なDX”の成功事例をご紹介します。
DXの目的が「迷子」になる根本的な原因
A社は、経営層も現場も前向きにDXへ取り組んでいる企業で、弊社のRPAも早期に導入され、専任チームまで作られました。
しかし順調に見えた裏で、DXの“目的”がはっきりしないままプロジェクトが進んでしまうという問題がありました。
多くの企業がそうであるように、A社でも「コスト削減」「残業時間の削減」など、分かりやすい数字だけが成果として重視されていったのです。もちろんこれらは大切ですが、DXの本来の目的は「市場での競争優位性を高めること」です。
この視点が抜けるとDXがいつの間にか、「数字を出すためのもの」、「ツールを使うことが目的」へと変わっていってしまいます。その結果、A社も次第に「何のためにDXを進めているのか?」が見えなくなっていきました。
これは、DXに前向きな企業ほど陥りやすい落とし穴なのです。
競争優位性を「確立する」とは?
状況を確認した私は、A社のチーム会議に参加し、今後の計画を伺いました。
すると返ってきたのは、「もう次にやるべきことが見つからない」という言葉。ムダの削減には限界があるため、これは当然の流れです。
そこであらためて、DXの目的である「競争優位性をつくるとはどういうことか?」をチーム全員で見つめ直してもらいました。
その議論から生まれたのが、これまでとはまったく違う“前向きなアイデア”です。
- 顧客データを整理し、ニーズを深掘りする
- 過去データの分析から、今後の市場動向を予測する
- 迅速な対応でビジネスチャンスを逃さない仕組みをつくる
- 在庫管理を最適化し、ムダな仕入れや滞留をなくす
どれも「未来の売上」につながる、本質的な取り組みばかり。しかも、RPAを活用すればすぐに実行できる具体的な施策でした。
この議論をきっかけに、A社の意識は「ムダをなくす仕事」から「会社を強くする仕事を生み出す」へと大きくシフトしました。今では社内から新しいアイデアが次々と生まれ、実行され、その量に比例するように利益率も着実に向上しているそうです。
軌道修正を成功させる「プロの助言」
A社は、一時はDXが停滞していたものの、そこから見事にV字回復を果たしました。
もし自力だけで進めていたら、ここまでの軌道修正は難しかったはずです。
成功の最大の理由は、行き詰まったときに“外部の声を受け入れたこと”でした。専門家からのたった一言のアドバイスが、DXに対する認識を大きく変え、状況を一気に前へ動かしたのです。
DX推進に迷いや停滞を感じている企業は少なくありません。もし皆様も”何から始めるべきか迷っている”、”進めているのに成果が見えにくい”といった状況にあるなら、一度プロに相談することを強くお勧めします。
社内だけでは気づけない「新たな視点」や「解決策」が必ず見つかります。弊社のゼロからはじめるRPAでは、導入直後から専門コンサルタントが立ち上げをサポートします。一時的な成果で終わらせない、継続的にDXを推進できる“強い体制” を、私たちと一緒につくっていきましょう。
\10倍楽するRPA仕事術/
ホワイトペーパープレゼント
RPAに関するご相談はお気軽にどうぞ
まずは無料相談で今後のアクションを明確にすることができます。生産性向上に向けた第一歩を踏み出しましょう!