業務効率と生産性を“劇的に”向上させる「ゼロから始めるRPA」
基礎知識

人材育成で悩んだ末に出した答えとは

人を育てることは難しい

「パートさんを採用してもなかなか続かない」、「法律に従って会計処理をするだけなので、誰にでもできると思うんだけど…」とある税理士事務所長の嘆きでした。
「だから人ではなく、これからはロボットに仕事をしてもらおうと思ってます」

人材育成は難しい…。
これは士業に限ったことではなく、どの業界でもある悩みです。
そのため、今回の所長のように「人が続かない」ということがRPA検討のきっかけになったという方、実はかなり多いのです。

人ではなく、ロボットを育ててみて気付いたこと

さて、その所長さんは、いざRPAで業務を自動化しようとすると予想外のことが待ち受けていたのです。 恐らく、RPAに触れ始めたら、誰もが必ず最初に思うこと。

「ロボットって、ひとつずつ丁寧に教えてあげないとダメなんですね・・・」
そうです。RPAは教えられた通りに動きますが、逆に教えていないことは絶対にしてくれません。ルールを明確にして、丁寧に教えていく工程が必要です。

「今まで人に対して、ここまで丁寧に教えてあげたことなかったな」
これが、所長の率直な感想でした。

今までは「誰にでもできる仕事のはず」という固定観念が自分の根底にあって、『丁寧に教える』という重要なことを省いてしまっていたのです。

その結果、従業員が思うように仕事をしてくれなかったときに責める態度をとってしまい、人が育たなかったんだと。ロボットに業務を教えることで、こんな大切な気付きを得ることができました。

多くの反省から出した答えとは

そして、RPA導入を決めた時に180度方向転換をすることになりました。

ある従業員からこんな質問がありました。
「RPAが導入されたら、私は何をすればいいですか?」

昔の所長ならば、この問いに明確に答えることができなかったかもしれませんが所長はすかさずこう言ったそうです。
「作業はロボットに任せて、あなたは次のステップに進みましょう。」
「今まで仕事に対して夢を与えられずに申し訳ない。」

そう、所長は決めたのです。
作業はRPAに任せるけど「やっぱり人を育てよう」と。
お互いに教え合い、気付きを与え合い、成長し合えるのは人なんだから。

私たちは、こういう伝え方をしています。
「自分の作業をRPAに教えられる人は、人材育成もできるはず。そして、その逆もしかりです。」
「RPAは業務改善ツールであると同時に、人材育成ツールでもあるんです」。

いかがでしたでしょうか。
「こんな難しそうなことできるのかな?」
「どうやって進めていけばいいのか見当もつかない…」
という方は是非一度ご相談ください。
もちろん、導入予定は決まっていなくても大丈夫です。
どんなご相談でもお待ちしております!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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