1. HOME
  2. ブログ
  3. プロモーション
  4. ホームページ制作の裏側。プロフェッショナルの仕事と制作費の妥当性

オフィスコンシェルジェのひとりごと

業界トレンドや有益な情報をお届けします

プロモーション

ホームページ制作の裏側。プロフェッショナルの仕事と制作費の妥当性

ホームページ制作の裏側。プロフェッショナルの仕事と制作費の妥当性

ホームページは企業にとって欠かせないプロモーションツールですが、その理由はインターネットユーザーの90%以上が商品やサービスを購入する前、新規取引時や求職者の企業研究時にホームページを確認すると言われているからです。つまり、ホームページは潜在的な顧客との重要な接点であり、ビジネスの成否を左右する存在なのです。そのため法人として優れたホームページを公開するには、ホームページ制作のプロフェッショナルによる支援が不可欠です。

ホームページ制作の過程は、単なるデザインやコーディングとよばれる制作作業だけではありません。プロの制作者はクライアント企業のビジネスを深く理解し、閲覧するエンドユーザーの心理を読み解きながら行動パターンを分析します。その上で、ワイヤーフレームやコンテンツ等の情報設計を何度も練り直し、戦略的かつ最適なユーザー体験を設計することが必要だからです。
インターネット上には無数のホームページが存在し、私たちの見たい情報を瞬時に届けてくれます。しかし、そのホームページが公開されるまでには、制作者による多くの見えない努力と高度な技術が隠されています。
そこで今回は、ホームページ制作のプロフェッショナルの仕事の裏側にスポットライトをあてて、制作工程の流れから制作費の妥当性に至るまで深く掘り下げて解説いたします。

①初期コンサルティングとプランニング

discussionホームページ制作は単なるデザインやコーディングの作業ではありません。まず、クライアント企業様と綿密な打ち合わせを行います。この段階では業種や事業内容、ビジネスの方向性からターゲットオーディエンス、そして競合他社の分析などを行います。この情報に基づき、最適なホームページのコンセプトが練り上げられます。
例えば、ある飲食店のホームページを制作した際には、以下のような要素を考慮しました。

  • 競合分析: 他の飲食店チェーンとの違いや優位性を調査
  • ターゲットオーディエンス: どの年齢層や地域の人々をターゲットにするのか
  • ブランドイメージ: ロゴカラーやフォントなど、ブランドの一貫性をどう保つか

この段階で策定されたプランニングは、その後のすべての工程に影響を与えるため、非常に時間と労力がかかります。

②ユーザーエクスペリエンス(UX)デザイン

UXデザイン次に重要なのがホームページの使い心地。つまりユーザー体験を左右するUX(ユーザーエクスペリエンス)のデザインです。優れたUXデザインが施されたホームページは、訪問者がストレスなくスムーズに目的の情報に誘導できるように設計されています。ページのレイアウト、ナビゲーションメニュー、ボタン配置、ページの読み込み速度など、下記のような様々な要素が考慮されます。

  • ナビゲーションの設計: ユーザーが迷わないように直感的なメニュー設計
  • インターフェースの親しみやすさ: ボタンやリンクの配置を工夫
  • アクセスしやすさ: 多言語対応やアクセシビリティを考慮

③ビジュアルデザイン

ビジュアルデザインUXデザインが確定したら次に行うのはビジュアルデザインです。ここでは、企業のブランドイメージに合わせたビジュアル要素を作成します。一見シンプルに見えるデザインでも、色使いやフォント選び、画像やアイコンの作成には多くの時間と労力がかかっております。
例えば、高級感を打ち出すための配色や、エコフレンドリーなイメージを伝えるための画像選定などを行います。デザイン段階でも妥協を許しません。コウシンではクライアント企業様のブランドイメージを表現するために、30種類以上のタイポグラフィを試し、微妙な色合いの違いを検討して、最良の組み合わせを見つけ出します。また、写真一枚をレタッチするために、4時間以上をかけることもあります。
例えば、あるお客様の新しいホームページを制作する際、ブランドがもつ高級感を出すためにゴールドと黒を基調としたデザインにしました。また、高品質な商品写真や店舗の内装写真を効果的に配置することで、閲覧されるエンドユーザーに対して信頼感を与えることができました。このように第一印象に大きく影響を与えるビジュアルデザインはとても重要な要素として捉えております。

④コーディング(開発)

コーディングデザインが完成したら、次はそれを実際のウェブページとして具現化するコーディング(開発)の段階に入ります。フロントエンド開発として、HTML、CSS、JavaScript、phpなどのプログラミング言語を駆使し、デザイン案通りのホームページを作り上げます。また、バックエンドの開発も重要で、データベース連携やサーバーサイドの処理、セキュリティ対策などもこの段階で行います。
コーディング開発においては、表面には現れない技術的な工夫が施されています。ページ読み込み速度の高速化やセキュリティ対策など、クライアント企業様やエンドユーザーが意識することのない部分にも細心の注意を払って開発しております。

⑤動作検証と品質保証

responsive次は動作検証と品質保証の段階です。コーディングが終わったからといって、すぐに公開できるわけではありません。この段階ではWindowsやMacなどのPCや、iPhoneやAndroidスマートフォンとタブレット等、複数デバイスによるブラウザでの動作確認、リンク切れのチェック、読み込み速度の検証などを行います。問題が見つかった場合は修正し、最終的に完璧な状態に仕上げます。

  • クロスブラウザテスト: 異なるブラウザ(Chrome、Safari、Edge等)での表示確認
  • レスポンシブデザイン: 異なるデバイス(スマホ、タブレット、PC)での閲覧確認
  • パフォーマンステスト: 読み込み速度やサーバー応答時間の最適化

最近のプロジェクトでは、5つの異なるブラウザと3つの異なるデバイスでブラウズテストを行い、すべてのテストをクリアするまでに約40時間を費やしました。その結果、不具合報告はほとんどなく、クライアント企業様に対する顧客満足度の向上に貢献しました。また、別のECサイトの制作では、表示速度を0.5秒短縮するためのチューニングに注力した経験もございます。

⑥検索エンジン対策(SEO)

SEOの研究ホームページが完成しても、それが検索エンジンに適切に表示されなければ意味がありません。コウシンではSEO(検索エンジン最適化)対策にも力を注ぎます。ホームページの画面上には表れないキーワード選定やメタデータの設定、内部リンクの構築など、検索エンジンでの見つけやすさを最大限に高めるテクニカルなノウハウを余すことなく施します。

  • キーワード選定: 検索需要を見越した適切なキーワード選定
  • メタデータの設定: メタタグやディスクリプションの最適化
  • 内部リンクの構築: 効果的な内部リンクでSEO効果を高める

実際、あるクライアント企業様のために行ったSEO対策では、新しいキーワード戦略と内部リンクの最適化を実施しました。その結果、検索エンジンの検索結果画面に上位表示され続け、ホームページへの流入数が50%以上の増加に貢献しました。また、コウシンが運営するコピー機リース専門販売サイトの「事務機器ねっと」では、アクセス数が前年比280%以上となった実績もございます。

GAIQ認定資格証明コウシンにはGoogle社の個人認定資格GAIQ(Google Analytics Individual Qualification)を取得したWebアナリストを配しており、幅広い集客手段や流入導線の分析を行い、アクセスログ解析からサイト内の動きに注目し、サーベイからアセスメントを行うことで、行き詰まったSEO対策の解決にもお役立ていただけます。

⑦保守と更新

analytics report

ホームページは一度作ったら終わりではありません。掲載情報の鮮度を保つためにコンテンツを更新し、システムのメンテナンスから新しい機能の追加などが定期的に必要になります。これらの作業もプロフェッショナルの知見や細やかな対応が求められます。
また、アクセス解析を定期的に行い、PDCAサイクルを回すことでホームページの改善を図り、情報鮮度を保ちます。あるクライアント企業様のホームページ運用サポートでは、毎月のレポートとメンテナンス契約を結び、定期的に新しい機能やコンテンツを追加しています。この継続的な取り組みにより、ユーザーエンゲージメントが持続的に高まり、リピーター率の増加に貢献しました。

⑧ホームページ制作費の妥当性

こうしたホームページ制作のプロフェッショナルによる見えない努力によって優れたホームページが生まれるのです。それでは、制作費の妥当性についてはどうでしょうか。ホームページ制作の相場は、サイトの規模(ページ数)や複雑(機能面)さによって大きく異なります。企業ホームページとして信頼感を得られる最低限の規模のコーポレートサイトであれば50万円程度から制作が可能です。一方、大規模なECサイトや高機能なポータルサイトになると、制作費は1,000万円を超えることもあります。

これらの金額は決して高すぎるものではありません。前述のような工程を経て、質の高いホームページを制作するには、多くの時間と専門性が必要とされます。仮に、制作費を抑えるために安価な制作会社やアルバイトの学生などに依頼した場合、十分なリサーチやテストが行われず、ユーザビリティや表示速度に問題のあるホームページが出来上がってしまうかもしれません。そうなれば、せっかくホームページを制作しても、ビジネスの成果につながりません。むしろ、ユーザーに悪印象を与え、ブランドイメージを損なう恐れがあります。ホームページ制作は、安かろう悪かろうでは済まされない、重要な投資なのです。

実際、ある調査によれば、ホームページのユーザビリティを改善することで、コンバージョン率が200%以上向上したケースもあります。つまり、ホームページ制作に適切な投資を行うことは、費用対効果の高い施策だと言えるでしょう。

さらに、ホームページ制作の重要性はますます高まっています。スマートフォンの普及により、いつでもどこでもインターネットにアクセスできることが当たり前の時代となりました。また、新型コロナウイルスの影響をきっかけに、オンラインでのビジネスが加速しています。こうした状況下で、ホームページは企業にとって、かつてないほど戦略的な意味を持つようになったのです。
だからこそ、ホームページ制作は単なるコストではなく、投資と捉える視点が重要です。プロフェッショナルによる見えない努力を正当に評価し、適切な制作費を支払うことが、ビジネスの成功につながります。

まとめ

professional以上のように、ホームページ制作には多岐にわたる工程があり、それぞれの段階でプロフェッショナルの専門性が発揮されています。優れたホームページは、企業の顔として重要な役割を果たします。プロフェッショナルによる見えない努力を正当にご評価いただき、適切な制作費を投資することが、ビジネスの成功につながるのです。制作費はこれらの工程に携わる人材の質と時間に対する対価だと言えます。安価な制作費で依頼すると、期待していたほどの効果が得られなかったり、品質の低下や納期遅れなどのリスクが高まります。
ホームページ制作には、初期の計画段階からデザイン、コーディング、テスト、SEO対策、さらには保守管理まで、非常に多くの工程と専門知識が必要です。これらの一連の作業を高い品質で仕上げるためには、多くの時間と労力、そして長年培った高度な技術が不可欠です。
そのため、一見高額に感じられるホームページ制作費用の妥当性も、これだけ多岐にわたる専門的なプロセスを経ていると考えれば、納得のいくものであることをご理解いただけたなら幸いです。

コウシンが長年培ったノウハウと技術力、そしてクラフトマンシップを持つスタッフが、あなたのホームページを“機能する”営業ツールに仕上げます。価値あるホームページを持つことで、ビジネスに大きな利益と信頼をもたらすことができます。ホームページ制作やご相談はコウシンへお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせをする

関連記事

庚伸へのお問合せはこちらからご連絡ください。
問い合わせをする