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「経理業務のDX ハンズオンセミナー」受講体験レポート

ハンズオンセミナー

OBCセミナー7月28日(金)に、株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下OBC)様主催の「勘定奉行クラウドで体験!インボイス制度・電帳法に対応した経理業務のDX ハンズオンセミナー」が開催します。
一足お先に、OBC様の販売パートナーとして参加してまいりました! コロナ禍を経て、初めての対面セミナー(ハンズオンセミナー)の感想やメリット等をご紹介します。

<目次>
このようなお客様にオススメ
経理業務のDXハンズオンセミナーの概要
実際のハンズオンセミナー
シナリオ1:従業員が領収書を受領した場合
シナリオ2:経理が請求書を受領した場合
シナリオ3:適格請求書発行業務の場合
おまけ機能
実際にハンズオンセミナーを見学してみて

このようなお客様にオススメ

本セミナーはこのようなお客様にオススメです。

・インボイス・電帳法対応と合わせて経理業務のDXを実現されたい方
・給与明細等の電子化や給与業務のDXを実現されたい方
・奉行10シリーズ(サポート終了2024年末)をご利用の方
・奉行11シリーズをご利用で後継製品、奉行クラウドをご検討中の方

実際に勘定奉行クラウドを使用して業務をしているイメージがしやすくなります。インボイス制度・電帳法の対応によって、業務負担が増加しない「標準的な制度対応」を実現できるセミナーです。

経理業務のDXハンズオンセミナーの概要

午前の部(10:00〜11:00) 勘定奉行クラウドで体験!インボイス制度・電帳法に対応した経理業務のDX ハンズオンセミナー
対象製品 勘定奉行クラウド、証憑収集オプション、AI-OCRオプション
セミナー内容 2023年10月インボイス制度が開始され、改正電子帳簿保存法の宥恕期間終了まで1年を切る中、経理業務に最も影響がある請求書の受領・発行の制度対応が急務となります。
こちらのセミナーでは、会計システム「勘定奉行クラウド」で、請求書の受領・発行から仕訳起票まで日々の経理業務において制度対応をどれだけ効率的かつ高い精度で実現できるかを体感できます。
午後の部(14:00〜15:00) 体験!給与業務のDX ハンズオンセミナー
対象製品 奉行クラウドHR DX Suite、給与奉行クラウド、奉行Edge 給与明細電子化クラウド
セミナー内容 給与業務は多くの企業でシステム化されていますが、その業務プロセスのうち効率化できているのは「計算」の過程だけというのが現状です。
こちらのセミナーでは、給与業務のDXによって、給与計算に必要な情報の入力から、明細配布や届出など出力までの業務がどのように変わり、効率化できるかを体験できます。

会場までの道のり

会場は「OBC東京支店」です。西新宿駅から徒歩3分、住友不動産新宿オークタワー29Fで開催されていました。間違えて新宿駅で降りてしまうと割と歩くことになるので、特にこれからの暑い季節は西新宿駅で下車することをオススメします。

セミナー会場の様子

最大10名までと小規模での開催です。スクリーンが見えるように各テーブルが配置されており、それぞれのテーブルには2台のPCがセットされています。
PCは1人1台と、参加者各々の操作が可能です。ハンズオンセミナーに適した環境ですね。
勘定奉行クラウドで体験! インボイス制度・電帳法に対応した 経理業務のDX ハンズオンセミナー

 

実際のハンズオンセミナー

今回は午前の回に参加しました。
セミナーでは、3つのシナリオ(状況)に沿って実際の業務操作を体験することができます。

<証憑受領業務を体感>
シナリオ①:従業員が領収書を受領した場合
シナリオ②:経理担当者が請求書を受領した場合
<適格請求書発行業務>
シナリオ③:適格請求書発行業務の発行や送付・保管をする場合

シナリオ1:従業員が領収書を受領した場合

スマホ全ての処理がスマホやPCで行うことができ、紙で提出するという手間が不要です。
書類を保管する作業や席を立たずに業務が終了する快適さを味わうことができます。
従業員が領収書を受領した場合、従業員・現場責任者・経理担当者は、

1.従業員からの証憑提出:ペーパーレスで証憑提出
2.現場責任者・経理担当者の承認/差し戻し:データで承認・差し戻し
3.仕訳起票:AIによる自動仕訳
4.証憑保管・チェック:要件に沿って自動保管

というプロセスが必要です。

1.従業員からの証憑提出

まず、プロセス1の従業員は証憑提出に関して、証憑アップロード用のスマホアプリを使用します。画像から自動読み取りが可能で、日付や金額、支払い先情報などが自動で入力されます。従業員のミスや負担が軽減し、ペーパーレスで提出が可能です。

2.現場責任者・経理担当者の
承認/差し戻し

プロセス2は現場責任者や経理の承認・差し戻しに関してです。PCで勘定奉行クラウドを起動させます。勘定奉行クラウドのTOP画面の「未承認」ボタンをクリックし「承認」します。現場責任者や経理担当者は、データでの承認・差し戻しにより従来の業務をそのままペーパーレス化できます。

3.仕訳起票

プロセス3は経理担当者の仕訳起票です。同様に勘定奉行クラウドのTOP画面から「未起票」のボタンをクリックし、先ほど承認した領収書データが自動仕分けされていることを確認できます。領収書の内容を元に自動で仕分けが作成されるため、経理担当者が手入力する必要はありません!

4.証憑保管・チェック

プロセス4は、証憑の保管・チェックです。勘定奉行クラウドの「財務会計」から、条件設定を行います。条件と一致した証憑が一覧に表示されることを確認し、領収書データを確認します。経理担当者が、必要な時にすぐ証憑データをダウンロードできるのは楽ちんですよね。

シナリオ2:経理が請求書を受領した場合

経理担当者シナリオ②では、「経理担当者が請求書を受領した場合」の体験です。
経理担当者が請求書をアップロードするだけで、請求書の内容をデータ化し確認することができます。また、自動仕訳によって入力作業がなくなり、証憑を要件によって自動保管するため帳簿から証憑の突合をボタン1つで完結できるという業務の短縮化を体感できます。

経理担当者が請求書を受領した場合、

1.経理担当者の承認/差し戻し:請求書をアップロード
2.仕訳起票:AIによる自動仕訳
3.証憑保管・チェック:要件に沿って自動保管

経理処理上このようなプロセスが必要です。

1.経理担当者の
承認/差し戻し

プロセス1は、経理担当者の承認・差し戻しです。パソコン内のフォルダから請求書のPDFをドラッグ&ドロップしアップロードします。請求書の内容をAIが読み取りデータ化するので、証憑内容をシステムへ手入力する必要は一切ありません。

2.仕訳起票

プロセス2は、経理担当者が作成する仕訳起票です。請求書の内容を元に自動で仕訳が作成されるため、ここでも手入力は不要。税区分も取引先をもとに自動で判定します。確認したら「登録」をクリックして完了です。

3.証憑保管
チェック

プロセス3は、経理担当者が「元帳(買掛金確認)の画面から、プロセス2で起票した仕訳があることを確認します。帳簿からボタン1つで証憑を確認でき、帳簿と証憑の突合を手間なく行うことができます。

シナリオ3:適格請求書発行業務の場合

適格請求書シナリオ③は、「適格請求書発行業務」の体験です。
適格請求書の発行・送付から仕訳起票、控えの保管を会計システム1つでできることを体感しましょう。勘定奉行クラウドを使用することで、従来行っていた印刷・封入・封かんの面倒な作業がなくなるのです!

得意先へ適格請求書を発行する場合、

1.適格請求書の発行・送付:会計システムで発行・送付
2.仕訳起票:AIによる自動仕訳
3.証憑保管・チェック:要件に沿って自動保管

上記のプロセスがあります。

1.適格請求書の
発行・送付

プロセス1、経理担当者は勘定奉行クラウド上で適格請求書の発行が可能です。「送信待ちの請求書」ボタンをクリックし、請求書の内容を確認し送付します。

2.仕訳起票

プロセス2、売掛金計上の仕訳は請求内容をもとに自動で作成されるため、経理担当者は仕訳の手入力が必要ありません。税区分も取引先をもとに自動で判定してくれます。

3.証憑保管
チェック

プロセス3、経理担当者が行う証憑保管・チェックとして、適格請求書の控えは発行時に電帳法の要件に沿って自動保管でき、紙の保存が不要になります。

おまけ機能

最後に、おまけ機能「入出金データの取得・確認」「入出金データをもとに仕訳起票」の操作紹介もありました。
勘定奉行クラウドの「財務会計」より銀行入出金明細入力メニューを選択します。「法人口座一覧」から銀行を選択し、入出金明細が確認可能です!

電子取引の対象となるインターネットバンキングの入出金明細を要件に沿って保管しているため、電帳法に対応しています。
細かいところにも対応している点がありがたいですね。

実際にハンズオンセミナーを見学してみて

3つのシナリオに沿って行われる奉行クラウドの操作は想像以上に簡単でした。アナウンスから説明される操作がやや長い場合、再度アナウンスが繰り返されるため聞き漏らしもありません。とても丁寧に操作説明をしてくれます。

また、今回の参加者8名(4企業2名ずつの参加でした)に対して4名のOBC担当がセミナールームに同席し、参加者の方の様子を見守ってくれています。1企業につき担当1人という、実質マンツーマンでサポートする仕組みです。操作で躓いてしまったところや、遅れてしまったところ、PC自体の不備などがあればすぐに駆けつけ、遅滞なくセミナーの作業に戻ることができます。
筆者はパートナー参加のため、実際に奉行クラウドの操作を体験していませんが、参加者の方の反応を見るにUI(※)はとても使いやすそうでした。スクリーンに映し出される操作画面は分かりやすく、様々な操作を直感的に行うことができるようです。
※UI:UIはUser Interfaceの略です。UIは、ユーザーとサービスを繋ぐもので、ユーザーの目に触れるものは全てUIとされます。操作する画面だけでなく、マウスやキーボード、タッチ画面などもUIに含まれます。

ハンズオンセミナー終了後は質問時間。
特に制限時間が設けられていないため、セミナーで気になったことや、疑問に思ったことなどをじっくりと質問することできます。ここでも、少人数での開催が功を奏し、マンツーマン状態で質問をし納得のいく解答を受け取ることができていました。

 

分かりやすく丁寧なアナウンスに、実際に操作するというリアルな体験、そして手厚いサポート。
参加者の方にとってはかなり満足度の高いハンズオンセミナーだと思います。オンラインでは実現できない対面型ならではのメリット満載のセミナーでした。
インボイス制度・電帳法の制度対応が「まだ」と言う企業の方、勘定奉行クラウドに興味をお持ちの方、システムを導入したいけど操作が不安な方は、ぜひこちらのセミナーを受講ください!

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※以降のセミナー開催予定日は、11月10日・11月24日です。

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