皆さん、朝は得意な方ですか？
私は朝から元気いっぱい！そのままの勢いで子どもを起こしに行き、いつもうるさがられてしまいます。ですが最近、子どもがスマートフォンのやさしいアラームだけで自分から起きてくれるようになったおかげで、わが家の朝はちょっとだけ平和になりました。
「嫌味なく起こしてくれるアラーム」って、本当にすごいですよね。
こんなふうに、誰かを不快にさせない仕組みが職場にもあったらどうでしょうか？
実は、ちょっとした「伝え方の工夫」で、社内の空気が劇的に改善した企業があるんです。
その鍵を握っていたのはRPAです。
嫌がられる“催促業務”
この企業はもともと飲食店を展開していましたが、コロナ禍をきっかけにデリバリー中心に切り替えました。
業態の変化に伴い、管理すべき情報や業務内容もどんどん変化。
理想の運用にシステムが追いつかず、次第に手作業での業務が増えていったそうです。
当然、業務の負担はバックオフィスに集中します。
- 毎日催促しないと提出しない人がいる
- 何も言わなければデータは揃わない
売上、在庫、勤怠など、多くの場面で「確認業務」だけでなく、
わざわざ催促するという一手間が発生していたのです。
何度も催促することで社員の間からは徐々に本心が…。
「今忙しいんだから、後にして」
「また提出か。面倒だなぁ」
そんな会話が日常になり、社内の雰囲気は徐々にピリピリしていきました。
『事実』を伝えるロボットが職場を一変！
事態の悪化を受け、社長はこう決断します。
「繰り返しの業務は、なるべくロボットに任せよう」
しかし、業務内容や必要な情報が日々変わる状況では、既存のシステム改修では柔軟に対応できません。
そこで導入されたのが、自分たちで作成できるRPAです。
導入から約3ヶ月。
定型的な作業はロボットが担当するようになり、徐々に負担が軽減。
そんな中で一番効果を発揮したのは、意外にも“未提出者の通知”でした。
ロボットは、毎日決まった時間にデータ提出状況をチェックし、
未提出者を抽出して、上長を含めた全社員が見るチャットに自動で投稿します。
「●●さん、△△が未提出です」
このように、感情を交えず、淡々と事実を伝えるだけ。
人からの催促だと反発が起きたり、言い訳が返ってきたりしますが、
ロボットが淡々と通知することで、誰も文句が言えず、提出率は一気に改善。
ギクシャクしていたコミュニケーションも解消され、
“仲間に催促する”必要がなくなったことで、社内の空気がガラリと変わったそうです。
おわりに：人もロボットも「適材適所」
この事例から学べるのは、
「人間にしかできないこと」と「ロボットに任せたほうがよいこと」を
しっかり見極めることの大切さです。
もし、
- うちの業務にロボットが活用できる場面ってあるのかな？」
- 「人間関係のストレスを減らしたいけど、どうしたら…？」
と感じられたなら、ぜひ一度、ゼロからはじめるRPAへご相談ください。
あなたの会社にも、ロボットが活躍できる仕事がきっとあるはずです。
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