今回は、上司からRPAの調査を依頼されたけれど、「コスト削減以外の効果」をうまく伝えられない方へ特に読んでいただきたい内容です。
RPAを導入することで得られる様々な効果について、特に「コスト削減効果」以外の効果、具体的には、RPAが「顧客数増加」に繋がった事例をご紹介します。
RPAで顧客数増加!
1つ目の事例は、
「以前から取り組みたかったが、時間が取れなかったデータ集計」
2つ目の事例は、
「やらなければならないリストの重複チェック」
いずれも、まだ市販の業務システムパッケージソフト(SFA、CRMツールなど)
では対応しきれず、エクセルを用いて独自に行なっている作業でした。
ぜひ、皆さまの普段の業務に置き換えてイメージいただければと思います。
事例① Webで競合調査
一つ目はホテル業界の事例です。
マーケティング担当者が競合調査でRPAを活用しました。
自動化した作業は、「ウェブからデータを取得し、集計する作業」です。
この作業により、競合の空き部屋数やプランごとの料金、口コミ評価など、詳細な情報をタイムリーに把握できるようになりました。
この競合の情報を基にし、自社ホテルの価格を適切に調整できたことで、結果として顧客の予約数が増え、売上が向上しました。
事例② 3つのデータベースで重複チェック
続いてもRPAを活用して時間を捻出した事例です。
自動化したのは、「新規顧客リストの重複チェック作業」です。
セミナー参加者への電話連絡のために、新規顧客リストを作成し、過去に接触したことがないか3つのデータベースで確認する作業をRPAで自動化しました。
以前はこのリストの重複チェック作業に毎度20~30分程かかっていましたが、RPA化したことで今では5分に短縮!
月に3,4回行う必要のある業務なので、合計1.5時間ほどの工数削減が実現できました!
工数削減できたことで電話できる件数が増え、アポイント数も過去最高となりました。
いかがでしたでしょうか。
上司に報告する際に「コスト削減」の視点を持たれていると思いますがさらに、「削減して浮いた時間を何に使うのか」、そして「どう売上につながるのか」まで伝えると会社や上司の期待水準を満たせると思います。
上司に伝える前にRPAについて詳しく知りたい等がございましたら、お気軽にご相談ください。