普段ご相談いただいているお悩みの中から実際にあったご相談を紹介いたします。
ちなみに、ご相談いただいた今回の企業様ですが、製造業にてITにまったく精通していないとのこと。
「うちでもRPAつかえますか??」
結論、この会社様は現在3部門でRPAを活用中!
一体どのように進めていったのでしょうか?
うち、IT苦手だからねー…
「社内をデジタル化しろ!と社⾧にいわれましてね・・」
最初にご相談いただいたのは
業務推進部門でRPA推進の任命を受けたAさん。
業務の内容は現場が詳しいため、できたら現場のメンバーで使って欲しいけどITに疎く難しいのでは…と心配なご様子。
ちなみにAさんもITはそこまで得意ではないそう。
加えて、現場の方は普段エクセルと基幹システムを使っているが2つのツールでほぼ全て完結してしまうので新しいものに触れる機会もなく、難しいと判断しているようです。
しかし、お話をもう少し聞いてみると、実は違ったお悩みが判明。
「なるほど、そういう形なら上手くいきそうですね」
最後は納得して進めていけました。
では、それはどんなお悩みだったのでしょうか?
複数部門で同時に進めなければならないのか?
「費用対効果を出しつつ、効果を広げなければいけない」
こう、思っていたそうです。
費用対効果を出す、となれば
業務×削減時間だから
複数部門で同時に洗い出しをして、
何時間削減できるかを確認して…
ただでさえ忙しい現場の方がこれについてきてくれるだろうか。
実は、Aさんの本当のお悩みは「導入に向けての進め方」だったのです。
RPAの効果は?
ロボットをたくさん作れたので、事務作業は格段に楽になりました!
それに加えて、受発注の流れについて「本当にこれが最適か?」を考える意識改革にもなりました。取引先とのやり取りの中で、「この面倒な作業、何とかならないかな?」とずっと思っていた作業に対して、もっと効率のいい方法を提案できるスキルが身についてきたのです。
これは思ってもみなかった効果でした。
そういった作業はロボ化するまでもなく、その場で廃止となりました。
スモールスタートというアイディア
まずは1部門、4名からスタートする事にしました。
モデルケースとして現場メンバーになにをしたらラクになるか聞いてみたらRPAが使える部分が明確になってきました。
費用対効果、という重いハードルも1人の成功を2人、3人と広げていくとイメージしやすいですよね。現場の方も、「自分の作業がラクになるかも!と考え方が変わり、協力してくれました」と後日嬉しそうに話してくださいました。
実際に業務がラクになる事が分かればもっと使っていきたいと思うのも自然ですね。
うちIT苦手かも…と思っている方はスモールスタートを意識して始めてみるといいかもしれませんね。社内で進めるイメージができれば、RPA推進を任命された方もスムーズに人選、業務選定ができます。社内の費用対効果への考え方も少し変わるかもしれません。
「ゼロからはじめるRPA」ではRPAの導入支援を承っておりますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。