業務効率と生産性を“劇的に”向上させる「ゼロから始めるRPA」
基礎知識

上司にどう伝える?コスト以外のRPA効果

今回は、特に「上司から『RPAを調査するように』と指示を受けたものの、コスト削減以外の効果をうまく伝えられない…」とお悩みの方にぴったりの内容です。
RPA導入による効果は、コスト削減だけではありません。
今回は「顧客数増加」に繋がった事例を基に、RPAの攻めの活用法をご紹介します。

RPAで顧客数が増えた!

RPA導入による具体的な効果を2つの事例でご紹介します。

1つ目の事例:Webでの競合調査を自動化
1つ目はホテル業界の企業様で、マーケティング担当者がRPAを使って競合調査を行った事例です。自動化した作業は「Webサイトから競合情報を取得し、集計する」というものです。

ホテルの比較サイトにログインして、周辺の競合ホテルの空き部屋数、プランごとの料金、口コミ評価などを自動で集計。
これにより、競合の状況をタイムリーに把握し、自社ホテルの価格を適切に調整することができました。

その結果、顧客の予約数が増加し、売上向上につながったのです。
競合調査にかける時間を削減し、本来マーケティング担当者が行いたかった価格調整や分析に集中できたことが、顧客増加に大きく貢献しました。

2つ目の事例:新規顧客リストの重複チェックを自動化
次は、私自身がRPAを活用して成果を上げた事例です。セミナー参加者へのフォローアップのために電話をかけていたのですが、その前に「新規顧客リストが過去に接触したことがないか」を3つのデータベースでチェックする作業が必要でした。

以前はこの作業に20~30分かかっていましたが、RPAを導入してからは5分で済むようになりました。削減された時間を電話に回した結果、アポ獲得数が2.6倍に増加し、個人としても過去最高の見込み数を出すことができました。

◆ おわりに
いかがでしょうか?RPAを導入することで得られる効果は、単なる「コスト削減」だけではありません。「削減した時間をどう活用するか」「それが売上にどう繋がるか」を含めて提案することで、上司や会社に大きなインパクトを与えることができます。ぜひ、RPAを「コスト削減」だけでなく、「攻めのツール」として活用し、業務改善に役立ててください。

もっと詳しく知りたい方、さらに深い話を聞きたい方は気軽にご相談ください。

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