今回は「RPAとマクロの違い」について、シンプルにご紹介します!
マクロとは?VBAとの違いも解説
マクロは、ExcelなどのMicrosoftアプリケーションで繰り返し作業を自動化する機能です。たとえば、Excelでの領収書作成や、AccessからExcelへのデータ取り出しなどを簡単に自動化できます。
「VBA(Visual Basic for Applications)」は、このマクロをさらに応用的に使うためのプログラミング言語です。簡単な作業ならVBAは不要ですが、高度な自動化を実現するにはVBAの知識が必要となります。
RPAとは?
RPA(Robotic Process Automation)は、PC上の多岐にわたる作業を自動化するための技術です。マクロがMicrosoftアプリケーション内の作業に限定されるのに対し、RPAはさまざまなアプリケーション間を横断し、さらにメールや業務システムなど、PC全体での自動化が可能です。
なぜRPAが必要なのか?
マクロをご存じの方からは、よく「なぜRPAが必要なの?マクロで解決できるのでは?」とご質問いただきますが、RPAを活用することでより業務効率化を進めることができます!
- 多様なシステム間の自動化が可能
マクロはMicrosoftのアプリケーション内でのみ利用できるため、業務の範囲が限られます。一方、RPAならメールやCRM、業務システムなどさまざまなアプリケーションを連携させ、自動化の幅を大きく広げられます。これは多くの業務が複数のツールをまたいでいる現場ではとても役立ちます。 - 運用と保守がシンプルになる
マクロは、その構築やメンテナンスができる人材に依存しがちです。そのため、作成者がいなくなると、運用が滞る、メンテナンスが難しいといったリスクがあります。RPAなら、ロボットの運用や管理がよりシンプルに行えるため、長期的な運用負担を軽減できます。 - 直感的な設定で幅広い社員が活用できる
RPAはプログラムの知識がなくても扱えるように設計されていることが多いため、複雑な作業でも簡単に自動化が可能です。特定の人に依存せず、多くの社員が自動化を取り入れやすくなります。
マクロは無料で使え、Microsoftアプリケーション内での自動化には便利ですが、運用の負担や機能の範囲に限界があります。一方で、RPAは全社的な業務効率化に有効な手段です。業務を幅広く効率化するためには、RPAとマクロのメリットを組み合わせることで、最大の成果を得ることが叶います!
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