業務効率と生産性を“劇的に”向上させる「ゼロから始めるRPA」
基礎知識

受発注などのEC業務を効率化させるRPA

日々皆様から色んなお問い合わせを頂きますが、最も多いのが『他社様ではどんな業務に使っているか事例を知りたい』というご質問です。

結論として、
「RPAは、汎用性が非常に高いので、様々な業界・業種でもお使い頂いています」
「一方で同じ業界や業種でも、業務フローがかなり異なるため、そのまま置き換えて頂けるものは少ないです…」
というのが実情です。
しかし、少しでも事例があるとヒントに繋がりやすいというのも事実です。

そこで本日は、お客様の中でも多い「EC業務」のお客様の事例をご紹介いたします。

「ウチには当てはまらない…」という場合もあるかもしれませんが、システム連携やレポートの抽出など、作業自体はどの業種でもあると思います。
他業界・他業務の方も、具体的な業務事例として是非ご参考ください。

在庫管理を中心とする「受発注業務」

在庫管理を中心とする受発注業務は、業務自動化・効率化の宝庫です。
自動化が進むと、注文量の増加にも対応し易くなり、「事業の伸張に伴って管理工数が増え、結果的に利益を圧迫…」という状況がなくなります。

  • 自社の基幹システムに受注情報を連携させる
  • 仕入結果レポートの抽出と保存、仕入先の在庫状況の確認
  • 既に組んであるマクロを、RPAで実行させる

既に、他のツールで自動化を進めている場合も多いと思いますが、まだ手を付けていない部分があれば、大きな効果に繋がるはずです。

自社システムへ委託倉庫からの発送履歴を反映

在庫を自社で保有せず、委託倉庫から直送する場合も多いのではないでしょうか。
委託倉庫とのやり取りの場合、CSVやExcelなどを介して、発送完了報告を受け取る…
というケースが多い様に感じます。

特に「本日中発送」としている商品は、委託倉庫からの発送完了報告を待った上で、必ず当日中に販売サイト・モールに登録しなければならなかったりする、というお話をよく耳にします。

RPAを利用すれば、委託倉庫からの発送完了報告が来次第、自動的に登録作業まで任せることが可能です。

残業が当たり前という文化からの脱却、そして社内の潜在的な問題意識を顕在化させることはとても労力がいることだと思います。

類似製品の価格調査

フルフィルメント業務以外のご活用事例として、類似製品の価格調査に使う、という事例も多いです。RPAを使い、WEB上の情報を自動的に収集させることが出来ます。

特定のキーワードで検索させて、ヒットした商品の「商品名」「販売価格」「URL」「納期情報」までまとめて収集してくれます。

以上の事例をふまえ、「やった方が良いと分かっているけど、手が回らない・時間がかかる…」そんなお悩みの解決にRPAはぴったりではないでしょうか。

まだまだあります!

業務フローによっては、自動化しにくいものもありますが、その他、以下のような業務にもお使い頂けます。

  • 販売サイトへ商品登録する作業の自動化
  • 販売サイト登録用画像の自動フォーマット化
  • 大量ファイルのリネーム
  • 転売対策のためのサイト巡回
  • 販促ツールとの連携
  • 経理システムへの反映

皆さまのご活用次第で、様々な業務に使えるのがRPAの魅力です。
ぜひ、お試し頂けると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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